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インタビュー

インタビュー interview

京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)理事長であり、 イラストレーター・作家としてご活躍されていた安西水丸先生が、 2014年3月19日ご逝去されました。弊社はTISの皆様と 「墨一色展」「墨楽」「今昔物語」という展覧会を開催いたしました。 安西先生の弊社に対するご支援ご協力に深く感謝するとともに、 心よりご冥福をお祈りします。

東京イラストレーターズ・ソサエティ(TIS)
と開明株式会社とのコラボレーション企画で「墨一色展〜150名のイラストレーター 墨汁に挑む」を銀座松屋で3月25日から開催するにあたり、開明(株)代表取締役・田中葉子がTIS理事長・安西水丸氏に対談形式でインタビューさせていただきました。
田中 ポスターのデザインは矢吹申彦先生にお願いしました。実行委員は、舟橋全二先生、福井真一先生、信濃八太郎さん。会期中の3月28日(土)には、「墨汁大喜利」といって、会場から出たお題にイラストレーターが楽描きで答えるという企画もあります。本当に面白い展覧会になりそうで、非常に楽しみにしています。会場の松屋さんも協力的なんです。
安西 松屋では、東京イラストレーターズ・ソサエティの展覧会を最初2回やったんですけど、その後断られていたんですよね。だから、今回は銀座に戻れて皆嬉しがってますよ。
田中 「墨一色展」は、「墨汁でこんなことができる、墨汁は書だけに使うわけでない」という弊社からのメッセージでもあり、この主旨にご賛同いただいたイラストレーターの先生方には大いに感謝しております。先生方の作品が開明のどの墨汁で描かれたのかを、お名前の脇に表示いたします。
安西 「墨一色展」には、額に入ったイラストレーションの他に、掛け軸、扇子、卓上の屏風、色紙など装丁に凝ったものが多いようですね。
田中 はい。イラストレーションの掛け軸はタペストリー感覚で、短めに表具しましたので、洋風のお部屋などに飾っても素敵だと思います。軸が60本以上もあるので、圧倒されるでしょうね。先生方から「落款を押しても良いか?」など色々なお問い合わせがあり、改めて先生方の拘りがうかがえて感激しました。
安西 イラストレーターは工夫が上手なんですよ。
東京イラストレーターズ・ソサエティは、220名ほどのイラストレーターズの集まりで、年に何回か展覧会をやるのですが、ふつうイラストレーションは色をつける作品が多いので、今回の「墨一色展」のように、黒と白の世界というのは珍しい。そういう意味でも画期的で注目すべき展覧会になると思います。皆さん是非見にいらしてください。
安西 今一家に一個くらい墨汁はあるのかな?
田中 お子さんがいる家庭はあると思います。
安西 まぁマジックとか筆ペンとか出てきたからね。開明万年毛筆はベタを塗る時にいつも使っているのです。先を0.1〜0.2mmちょっと切ってね。そうするとはみ出さないんですよ。とがりすぎてると横に出ちゃうんで。こういうのは使ったことがない人だとわからないもので、使っていて気づいたのです。
田中 ホント、お描きになっている方でないと出ない意見ですよね。万年毛筆は文字を書くように作っているんですけど、スケッチに持って行かれる方も多いので、ちょっと切った穂先がいいかもしれないですね。
安西 マーカーでもとがっているのとそうでないのと2種類あるしね。ドイツ文字もこういうので書いているんですよ。先がとがっていないと明朝体を書くのには無理です。明朝体は縦が細くて、横が太いでしょ。
田中 貴重なご意見ありがとうございます。今後の商品開発の参考にさせていただきます。
安西 それにしても、こういう対談は本当に嬉しいですね。巨人ファンが長島茂雄と対談するようなものでしょ。そう考えるとすごいよね。
田中 いえいえ、こちらこそ光栄です。本日はありがとうございました。そして「墨一色展」よろしくお願いします。
お疲れさまでした。左から田中葉子/安西水丸/田中葉奈 
 
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